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体軸パワートレーニングの実際

【ステージ0】 体軸の確認と基礎づくり

 

9.ハムストリングスプレス 10.ヒップリフト

 

11.体軸フロント 12.体軸サイド

 9.ハムストリングスプレス
 

体軸を形成しているハムストリングスと脊柱起立筋をアイソレート(分離限定的に)しやすい種目です。うまく使えていない筋肉を自分のものにコンディショニングしていく上で、アイソレート系の種目でアプローチしていくことは効果的です。

 

日常的に行う直立したコンパウンド種目(スクワットやデッドリフトなどの多関節を使った複合種目)の感覚がよくなるのはもちろん、マシンに座ったり、寝たりした際にも体軸を速やかに感じられ、「構え」が実感できて、各セットを開始できます。この「構え」の確立こそが、完璧な1セットを導く入口となります。そのような意味から、このハムストリングプレスは、体軸を感じやすくする「繋げるエクササイズ」の一つであると言えるでしょう。

 

片足の爪先を上げ、踵のみで接地しますが、接地している踵は、幅を離すほど負荷が増します。脚のトレーニングの最初か最後に20回2セットずつが目安です。各セットの終わりに、挙げた位置で20~30秒静止してください。この止める刺激で、体軸が繋がりやすくなります。翌日、あまり脚を使わない日に取り入れましょう。

 

 10.ヒップリフト
 

9のハムストリングスプレスを両足でやるような種目ですが、足裏全体でフロアに接地し、裏腿(ハムストリングス)、お尻(大臀筋、中臀筋)、腰(脊柱起立筋)をダイナミックに強く収縮させて下さい。おへそを天井にできるだけ近づけるイメージで15秒止める動作を6回繰り返して1セットです。合計2~3セットが目安です。

 

脚や背中のトレーニングの最後に入れるか、体軸パワートレーニング日を設定して取り入れましょう。

 

 11.体軸フロント
 

このエクササイズもフロアで強い体軸を導き出せます。

 

腕立て伏せの姿勢を取ります。この際、「硬い気をつけ」をイメージし、腰も首もしっかり緊張させます。この状態をキープし、写真のようにパートナーに負荷をかけてもらいます。最初は首の根元を押さえてもらい、慣れるに従い、後頭部へと慎重に漸増負荷を与えていきましょう。

 

30秒1セットとし、合計2~3セットが目安です。慣れてきて負荷のバリエーションがほしい場合、上側でパートナーが腕立て伏せをしてもよいでしょう。トレーニングの最初か最後、または、体軸パワートレーニング日に行ってみて下さい。

 12.体軸サイド
 

写真のように横向きで行います。慣れるまではパートナーは首の根元に負荷をかけ、慣れるに従い、側頭部に移行していきます。パートナーは相手の力量を感じつつ、負荷を調節します。実施者は、写真のように肘で支持してもよいですし、手の平で支えてもよいです。足は重ねて置きます。

 

 30秒1セットとし、合計2~3セットが目安です。やはり、慣れてバリエーションが必要なら、パートナーが腕立て伏せをします。あくまでもトレーニング実施者側の体軸強化ですから、「硬い気をつけ」を優先しつつ、負荷を上げていって下さい。パートナーは補助役に徹すること。

 

11の体軸フロント同様、トレーニング日の最初か最後に行うか、体軸パワートレーニング日に行ってみて下さい。

 

 

★これ以外のエクササイズ例は、上部メニュー「More」のプルダウンからご覧ください。

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